「焼き立てほやほやのパン」はお嫁サンバ

 
テレビを見ているとグルメ特集などで
パン屋さんを訪れたグルメレポーターが
窯から出てきたばかりの焼き立てパンを
うれしそうにぱっくりと真っ二つに割り
「わ~すごい湯気!」
とか言いながらそれを頬張り
「焼き立てのあつあつはやっぱり美味しいですね~」
なんて言ってるのをまあまあよく見かけます。

そのたびに私は心の中で叫ぶのです。
「焼き立てあつあつが美味しいわけないでしょうが~!?」
 
 
確かに見た目はなんだか美味しそうに見えますが
窯から出てきたばかりのパンは例えるならば
「花が開く前のつぼみの状態」
「まだ産声を上げる前の状態」
なのです。
 
食べればわかりますが、焼き立てあつあつのパンは
余分な水分、アルコール、発酵臭などが
パンの中に残っていて、正直美味しくありませんし
なにより今まさに一生懸命美味しくなろうとしている
パン達がかわいそうで見てられません。
「私の愛しい愛しいパンになにしてくれちゃってんの!?(怒)」
って感じです。
 
 
ほとんどのパンは焼きたてからゆっくりと冷まして
余分なものが抜けきったその時に
パンに命が宿るのです。
パンが輝きを放つのです。
特に冷め立てのバゲット、これは最高においしいです。
「生きててよかった~」と言葉が口からもれてしまうほど。

ですので
そんな悲しいグルメレポートを見るたびにこの曲が
私の中で流れ出すのです。
 
 
花の咲くのはこれからなのに
蕾のままでいいわというの?
ちょっと ちょっと 待ってよちょっと~♪

 
 
そうです。ひろみ郷のお嫁サンバです。

グルメレポーターさんに
「あわてないでお嫁サンバ」と言いたい(笑)
 
 
いつかテレビで
「冷め立てのパンはほんとにおいしいですね~」
というグルメレポートがあたりまえになる日が
やって来ることを願うばかりですし
そのためにできることは何かを日々考え
アクションを起こしていきたいと思ってます。
 


1

 

カテゴリー:コラム