【10種でわかる世界のチーズ】4.ブリ・ド・モー

【「10種でわかる世界のチーズ」を食べよう!】企画

4つ目はブリ・ド・モーです。
牛の無殺菌乳の白カビタイプ。
「チーズの王様」と称されているのは
あまりに有名ですね。

チーズの詳しい説明は本に余すところなく書かれてますので
ぜひお買い上げになって読んでくださいね♪


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年明け早々ブリ・ド・モー
当サイトのブログで取り上げちゃいましたが
まぁ順番ということで(^_^;)
今日もブリ・ド・モー フェルミエ ロートシルトをいただいちゃいます。

 
 
9年前にフランス・ノルマンディ地方でホームステイしたときの
お家のお父さんミッシェルは大の白カビチーズ好きでした。
フランス人は昼も夜もほぼ必ずがっつりチーズを食べるので
常時数種類のチーズがどの家庭にもあるのですが
ミッシェル家ではブリ・ド・モーか
カマンベール・ド・ノルマンディのどちらかは
必ず欠かすことなく毎日食卓に並んでました。

で、パンの話なんですが、
ミッシェルは「pas trop cuite(あまり焼きが強くない)」なバゲットが好みのようで
いっつも焼きが甘いバゲットを買ってくるんです。
フランスだと「bien cuite(しっかり焼けた)」なバゲットのほうが
好きだって人も多いですし
日本でもよく焼けた香ばしいバゲットのほうが好きというパンマニアがほとんとで
私もその一人でした。


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↑手前がミッシェルお気に入りのバゲット
去年遊びに行った時もやっぱりこれでした。

 
 
ある日私は聞いてみました。
「ミッシェルはなんでpas trop cuite(あまり焼きが強くない)
 なバゲットが好きなの?」
ミッシェルはこう答えました。
「フランス人は
 『このお店の、この焼き加減のバゲットが一番』
 っていうこだわりをみんな持ってるんだ。
 俺は白カビチーズをpas trop cuiteなバゲットで食べるのが好きなんだよ。」
 
なるほど。
だからミッシェルはいつも同じお店で同じ焼き加減のパンを買うのか。
しかもこのバゲットがめちゃめちゃ白カビに合うこと。
私的には衝撃的な新しい発見でした。

実はホームステイ中に10日間くらい私に留守番をさせて
ミッシェル一家がエジプトに旅行に行ってしまったことがあったのですが
(ほぼ他人の私に簡単に留守を任せるなんて、かなりカルチャーショックでした(汗))
その間、ここぞとばかりに
自分で選んだパン、チーズ、ワインを食べまくり飲みまくってみたんです。

・・・なんか違う。
そこではっと気付いたんです。

ミッシェルが買ってくる焼きが甘いバゲットに白カビチーズ
それにおそらく200円にも満たない水よりも安いテーブルワイン。
毎日毎日いつも同じだけど本当においしい。
これがこの土地で60年生きた男が選びに選び抜いた末に
導きだしたマリアージュ。
絶対にかなうわけがありません。
 
 
そんなことを思い出し
今日はルクセンブルク直輸入の半焼成冷凍のドゥミ・バゲット
自分でpas trop cuiteにオーブンで焼いてみました。
日本では、フランス並みに焼きが甘いバゲットはそうそう手に入りませんからね。


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焼きが甘いバゲット。
香ばしさ控え目な皮は白カビの繊細な風味を際立たせ
水分が多く残ったもっちりとした生地がチーズの余韻を支えます。
 
 
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あぁ逆ホームシック(笑)
 
 
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