自家製パンを出すフレンチレストランの魅力

 
「自家製パンを出すフレンチレストラン増えてきたなぁ」
って最近思うんです。

以前も同じようなことを書いたかもしれませんが
日本のフレンチレストランでは、料理に合うおいしいパンを
安定して仕入れて、おいしい状態でお客様に提供するのが
かなり難しいというのが現状です。

たとえばベーカリ部門のある大手ホテルのレストランや
VIRONのようなパン屋さんがやっているレストランならば
話は別なのですが。。

フレンチレストランにおいて
納得のいくパンを仕入れるのが難しいならばどうするか?
「自分でつくってしまえ」
というのが残された選択肢のひとつなのですが
私的にはフレンチのシェフが焼くパン
これがとても興味深いです。


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パンとしての完成度はもちろんパン一筋のパン職人に分がありますが
フレンチのシェフがパンを焼く最大の魅力は
自分の料理とパンを合わせた時の味が明確にイメージできている点だと
私は考えます。
フレンチのシェフはアーティスト・ミュージシャン・数学者などと
形容されるように、様々な食材という要素を組み合わせ
最高の味のハーモニー・数式を導き出すことに長けています。

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ですので、腕のよいシェフが
焼いた(または考案してご自身のお店で焼かれた)パンは
パンの見た目やパンだけの味わいは「ん・・?」と
イマイチなこともありますが
でもそこは重要ではないのです。
大事なのはここ。
料理と一緒に食べるとあら不思議、これがおいしいんです。
作り手が考える料理とパンの味わいのイメージがとても伝わってきます。
バランス感がとてもよいのです。
 
 

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私が足繁く通う、愛して止まない池尻大橋の「レストランOGINO」
OGINOは以前から自家製パンですが、
こちらの骨太で存在感バリバリの料理達に添えられる
素朴な味わいでもっちりしたこのプチパン。
まさにどんな個性の強い役者が相手であろうとも
そつなくこなし、主役を引き立てつつ
食べる側の印象にそっと残る名脇役のようなパン。

っていうか、フレンチを食べるのって
映画を観るわくわく感に似てるなぁって思うんです。
コースの中で繰り広げられる料理やパンやワインの共演
「今日はどんなストーリがまってるのだろう?」って(笑)

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